ワサビなしで刺身が喰えるか。

人類の崇高な行いとして、“子を産む”というものがありますが、

それを除けば「本を読む」もその一つじゃないでしょうか。

人はがんばっても100年しか生きられないけど、思想は書物で残る。

 

100人中100人の親が子が本を読むのをやめさせない。

しかし、我々の近しい人には本を読まない人たちがいる。

 

何を読んでいいかわからない、となかなか謎なことを言う。

 

さて、本題。

特に歴史は書物や伝記から学ぶほかないので、

やっぱり本を読むしかない。

ただ、多くの女の人は歴史を避ける。もしくは苦手なケースが多い。

現在(いま)を生きているしな。

 

でもそんな人でも、「のぼうの城」の映画はおもろいという。

清洲会議」の映画はおもろいという。

仁(ドラマの方ね)は最高におもろいという。

のぼうや仁は置いといて、清洲会議なんてピンポイントな出来事が

おもろいというからには、まさに三谷マジック。

こうやって、歴史の一端を流布する使命を映画監督なり、

作家さんは負ってるのかもしれないすね。

 

世界遺産しかり。遺跡とか歴史的建造物がメジャーじゃないと

買物に負けちゃうもんね。某旅行会社のツアコンの方に聞いたところ、

旅行を楽しむには三大要素があるという。

「食事、買物、歴史」だという。

 

来ましたね、歴史。

旅行でも映画でも、やっぱり歴史をかじってるとグリッともう一歩

感慨深いものになると思うのですが、いかがでしょうか?

 

件の本を読まない人に聞いて見た。

特に仁は幕末の歴史をかじってると、よりおもろいよ?

「や、すでにおもろいからいい」

 

あっさり抜刀斎されましたが、たしかにそれだけでもおもろいけんど、

「よりおもろい」という領域を目指すのが人生じゃないのかしら。

 

そこで、刺身とワサビの関係を考えてみる。

ネタと鮮度がよければいいのか、というと否。

寿司屋に入って、

「お客さ〜ん、すんません、今日ちょっとワサビないんですけど、いいすかね?

 ネタは抜群なんで!」

 

と言われたらどうしますかね。

 

なんでもベストを目指すと疲れるけど、ベターならできるんじゃないすかね。

それこそ100人が100人、今より「より良く」暮らしたいと願うはずですからね。

 

あ、サビ抜きの人にはまったく通じない話しでけど。

コメント

タイトルとURLをコピーしました