小さい頃は、その他大勢の子どもと一緒で
ピーマンやらグリンピースが食べられなかった。
見るのもヤだった。
ぶどうパンも嫌いで、丁寧に干しぶどうとその周辺を
こそぎ取って食べていた。器用だね〜、なんて言われた。
干しぶどうは今でも嫌いだ。ぶどうを干すな!
さて。
味覚については、舌にある味蕾というイボイボみたいなのが
加齢とともに増えるだか減るだかして変わるらしい。
あんなに苦いと思ったビールがおいしいと感じるおっさんになってしまったし、
はじめてオイニーを嗅いだときは卒倒しそうになった芋焼酎もいまや欠かせない。
お酒の飲みはじめに飲んでいた、チャイナブルーとかカルアミルク(笑)は、
もう甘ルフィで飲めねぇ。
まあ、食べ物飲み物はいいとして。
カブトムシをつかむのにも最近では抵抗を覚える。
カブトムシの幼虫にいたっては、見るのもいやだ。
ようあんなもんをポッケに入れてたな(笑
忘れもしない、母の実家(山形)の近くの畑に肥料用の
堆肥がトラックに積まれていたときのこと。
ようは、牛のう◯こさんなわけだが、カブトムシの幼虫が
いっぱいいるので平気で手を突っ込んでいた。
思い出すだけでもぞっとする。
ポケットにいれたままそのズボンを洗濯に出してしまい、
母が「あれ、何か入ってる」と手を突っ込んでキゼツした。
う◯こまみれの幼虫なんだから、そらキモいよね。
芋虫も棒でつついたりしたけど、今はもう見るのも考えるのもやだな。
ゴカイ(釣りのえさ)、あんなのようつかめたもんだよね。
今や魚も生でつかむのはちょっとやだなー。
必死で考えてみたけど、やっぱりそれらは中学に上がったところが分岐な気がする。
はじめて制服を着て、女子を具体的に女子と認識したあたりから、
いろいろ変わりはじめたのかな。
だから人間には、
好きだったけど今きらいなもの
きらいだったけど今好きなもの
ずっと嫌いなもの
ずっと好きなもの
があるんだね。
上から上げていくと、
虫、甘いもの(嫌いというかあまり口にしなくなった)
ビール、焼酎、ししとう、オクラ、ブロッコリー、納豆巻き、いくら、読書
芋虫とかゴキとか。造作が美しくないもの。中日と阪神。干しぶどう、しらこ、うに
そしてずっと好きなもの。
ずっと好きなものって結構偉大じゃないか。
あんたはなんだい?
コメント
個人的には今までの、ベストまんじ。