応援しているチームや国、自分が選手だったら
勝つのが嬉しいに決まっとるがな。
ことラグビー日本代表においては、勝つことが至上命題だった。
ついにラグビー関係者だけでなく、日本の国民という国民のみなさま前に
降臨したラグビーという紳士のする野蛮なスポーツ。
南ア撃破すげー!、そのすげーに至った黒歴史も当然みなさまの知るところと
なったわけだ。
過去7大会連続で出場するも、戦績は1勝2分24負。
wikiで「ブルームフォンテーンの悲劇」と出てて実はそんな言われ方してたんだ、
と初めて知ったオールブラックスに味わわされた17-145の真っ黒歴史。
そもそも番狂わせの極めて少ないスポーツではある。
そんなJAPANが南アに勝っちまった。そう、勝っちまったのです。
これ以上のドラマは、オールブラックスに勝つ以外にないです。
負け続けて、不名誉な記録まで残されて、今回こそはと満を持して臨んだら
バカにされて。
それをW杯という最高の舞台でやってのけてしまったんだから、
それうれしくてしょうがない。
この歴史的事件を受けて、多くの人はラグビーを見ることになったと思います。
南ア戦の4日後、スコに負けて「あー↓」となっていた人たちも、
続くサモア戦、メリケン戦で歓喜したことでしょう。
メリケン戦の前日まで、「ベスト8行けるかも?」という期待も相まって。
昔から代表が強くないと人気は出ない、と言われていた。
代表が強い=代表への憧れ、代表を目指す。
ラグビーの特殊なところは、代表よりも大学王者になることの方に
やや重きが置かれていること。それらをエディーJAPANの戦士たちが変えた。
歴史を変える、というコンセプトはまさしく世界のラグビーファンの
概念を変えた。そして日本固有の流儀、仕来りというのかな、
それをも粉砕したよね。概念や観念を変えるのはとても難しい。
会社、学校、基、たった二人の夫婦間ですら難しい。
それをW杯という舞台で南アに勝利というカタチで変えた、といより
木っ端微塵に粉砕したJAPANは素晴らしいすぎる。
もちろんそのための4年間の猛練習、できることすべてをやった戦士たちと
後押ししたスタッフ、ビックピクチャーを描いたエディという日本のラグビーに
最も適応し改革をもたらした稀代の監督が一丸となってつかみとったことよね。
五郎も言ってたけど、トライはみんなのトライ。
JAPANが世界に大きなトライを決めたってこと。
明日は、オールブラックスが勝つんだろうな〜。
でもエディの祖国、ワラビーズを応援しましょう。
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