人はなぜ失敗を恐れるのか。
アマプラに「スクールウォーズ」がノミネートされた!
胸と目頭がアツくなる。いわずとしれたラグビーを題材にした昭和の名ドラマのひとつだ。
日本がわっしょいわっしょいだった80’sのドラマだから何でもありだ。
ザ・昭和だ。昭和に慣れてない人は閲覧要注意とされたい。
すぐ殴るし、二言目には「気合いだぁ」だし、どこでもタバコ吸ってるし、
だけど学校大好き、みたいな。不良、必ず登校してくるしね。サボればいいのに。
不良も妙に言語能力が高くて、地頭の良さを伺わせる。
それは置いといて。
主人公ケンジは前校長の紹介で、元ウェールズ代表のマークと知り合う。
マーク:ラグビーはエンジョイだよ!
ケンジ:ラグビーは戦争だ!
とラグビー論で真っ向からぶつかってしまう。
劇中、高校ラガーたちは、練習でも試合でもミスると「すみません」という。
ミスると監督から「なにやってんだオラァ!」檄が飛ぶからだ。
欠点や弱点を指摘しまくる。しんどい。
戦争だと思っている監督だから、ミスは死を意味する。
そうなると、やっぱり「なにやってんだオラァ!」となるよな。合掌
お前、神様じゃねぇだろ?
対してマークは、ミスに対して「ハイハイ、ドンマイドンマイ」
「モット、リラックスシナサイヨ〜」とケンジの神経を逆撫でするのであります。
そんな中、花園出場を果たす強豪の川浜高校はスランプに陥ってしまう。
そこでマーク。
「勝トウ、勝トウ、バカリデ全然リラックスシテナイヨ」という。
困るケンジ。花園制覇の前にどうにも取り除いて起きたい壁だ。
そんなある日、河原で草ラグビーのコーチをしているマークを目撃する。
川浜のおっさん連中の草ラグビーなので、下手くそなのである。
だけどラグビーは大好き。だから、もっと上手くなりてぇ!とおっさんはマークに尋ねる。
「ヒトツダケ、絶対二ミスヲシナイ方法ガアリマス」
どよめくおっさんたち。
「ナニモシナイコトデス」
なんだいそりゃ、とおっさんたち。
「デモ、ソレハ死ンデルノト同ジDeath」
神様でもなければ人間は必ずミスをする、そしてタイトル回収と続くのである。
歓喜するおっさんたち。大事なことに気づくケンジ。
昭和の良さは、単純な素直さと人情みたいなのと、気合いだゴルァみたいな勢いなのかもしれない。
生きている限り、ミスは必ずついて回る。
だからミスったら、「にんげんだもの」と開き直ることにする👍
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